誰もが憧れる一戸建て

先日読んだ地域情報誌で、マイホームを購入するならどんな家が良いか?というアンケートの結果を見ました。
アンケートの内容は、一戸建てかマンションか、またどんな地域が良いか、といったもの。
アンケートといっても統計というほど本格的なものではなく、街頭調査のような少数に対する簡単なものです。

アンケートを受けた人の中には、独身の方もいたでしょう。
お子さんをお持ちの方もいたようです。
すでにマイホームを購入してしまっている方もいたかもしれません。
ですが、アンケートのテーマは新しくマイホームを購入する場合の“夢”なので、皆さん憧れのマイホームについて答えていらっしゃいました。

そのアンケートの結果で面白いのが、一戸建てかマンションかの選択では皆一様に「一戸建て」と答えているところ。
さすが、持ち家率ナンバーワンの県ですね。

マイホームに対する考え方は地域によって大きく異なります。
一戸建てを持っていればステータスになることはどこでも変わりませんが、現実的な購入費用などのことを考えると、都会では一戸建てなんてとてもじゃないけれど購入できず、マンションの方が比較的手軽とされています。
しかし地方になると、マイホームとは先祖代々住んで来たひとつの家という考え方が強いため、多少無理をしてでも一戸建ての方が望まれるのですね。

とはいえ、このアンケートはマイホーム購入の“夢”について答えるものなので、費用については考えられていなかったのだと思います。
それはつまり、現実的な問題さえなければ誰もが一戸建てに憧れているということになるのではないでしょうか。

マイホーム購入と消費税

今や何を購入するにも消費税はつきものですね。
生活必需品にも、贅沢品にも、もちろんマイホームにも、変わらず5パーセントの消費税がかかります。
不動産には消費税はかからないと聞いたことがある人がいるかもしれません。
ですが、不動産の全てに消費税が無いのではなく、土地にかからないだけ。
マイホームを購入する際には、土地以外の建物や、また仲介手数料などに消費税がかかることをお忘れなく。
(ちなみに、不動産関係だと賃貸物件の家賃にも消費税はかかりません)

ところで、消費税が上がるかもしれないという政策はどうなったのでしょうね?
たまに選挙間近になるとニュースなどで取り沙汰されては、次の週にはなりをひそめたりしていますが・・・
日本と他国とを比べると、日本はまだまだ消費税が低いそうです。
消費税が上がると生活が苦しくなるけれど、行政のためには仕方がないという消費者の意見も少なくありません。
中には、諸外国のように食料や消耗品(洗剤など)といった生活必需品からは消費税を無くし、ブランドものといった贅沢品に消費税をつければ、という意見もあります。

マイホームは・・・生活必需品、贅沢品、どちらと考えられるのでしょうね?
考えようによってはどちらとも捉えられそうですが。
マイホームは高価な商品です。
例え現在の消費税であっても、たった5パーセントがかなりの額になってしまいます。
もし消費税が15パーセントにまでアップしたとなると、1000万円につき150万円・・・消費税だけで車一台購入できてしまいますね。
今後消費税が上がる可能性があるなら、マイホーム購入は今のうち・・・でしょうか?

マイホームの外壁の色選び

こうしてマイホーム購入に関する説明やアドバイスを述べてはいますが、マイホーム購入で失敗しないためには事例や体験談をたくさん読んでみるのがいちばんです。
マイホーム購入というのは人生の中でそう何度もあることではなく、簡単にやり直しが効きません。
これからマイホームを購入しようとしている人にとってはおそらく初めてのことでしょうし、前例を元にもできないのでその変わりとなる他人の体験談が重要となるのです。

体験談の中には、ただマイホームの購入方法を調べているだけでは気付けないことがいろいろと書かれています。
今回ご紹介する体験談はマイホーム購入に限ったことではありませんが・・・後悔しないマイホーム購入のために注意しておきたいことのひとつです。

マイホームを新築する際、外壁や屋根の色はサンプルを見て決めます。
そのサンプルとなるのはイメージ写真の場合もありますが、写真うつりというものもあるので実際に見てみるのも必要。
とはいえ、その実物となるのはたった数センチ四方のタイルなどです。

気を付けてください。
人の視覚で感じられる色というのは結構あてにならないもので、小さな範囲で見るのと大きな範囲で見るのとは異なります。
タイルで見ると真っ白な色も、それが外壁全体の色になるとベージュを通り越して黄色く見えてしまうことが考えられます。
特に、ちょっと変わった色にしようと青みがかった色などを選ぶと、曇りの日はともかく晴れた日なんかは周囲の家と比べてういて見えることも。

それでも、施主や家族が結果的に良いマイホームだと思えるなら問題はありません。
こんな事例もあるということを覚えておいてくださいね。

マイホーム購入は早い方が良い?

マイホームを購入するのは早い方が良いということを聞きます。
その理由は、やはりローンの返済期間。
契約者の年齢が若ければ若いほど返済期間を長く組めるため(最長35年)、月々の返済による負担も軽く済むのです。
ローンの返済が長くかかるという意味では、その方が負担になると考える方もいらっしゃるでしょう。
金利の問題もあります。
どんなに高額だろうと、さっさと返済してしまえればあとが気楽だと。
そんな場合は、ボーナス時期などに多めに返済してしまえますし、借り換えなどでローンを変更する方法がないわけでもありません。
それらを踏まえると、やはり若いうちに返済期間を長くしてローンを組む方が、選択肢が多くて利点が有るように思えますね。

しかし、マイホームの購入は本当に早い方が良いのでしょうか?
購入したマイホームのことも考えなくてはなりません。
マイホームを購入すれば、その維持費が必要となります。
マイホームは約10年ごとに定期点検しなくてはなりませんし、庭の手入れも必要です。
固定資産税といった税金も忘れてはなりません。
マイホームを購入したことによる負担は、何もローンの返済だけではないのです。

また、年齢が若いのであれば、お子さんの成長もこれからでしょう。
育児に教育にと、お子さんをより良く成長させるためには何かとお金がかかるものです。
お子さんのためを思うと、まさか教育費を削るわけにはいきませんよね。

マイホームの購入を考え始めると、周囲からは「早い方が良い」と勧める声も多く寄せられるかもしれませんが、これらの負担をしっかりと考えたうえでご決断ください。

マイホーム購入時期を決める要素

マイホームは大きな買い物ですから、購入するには相当の決断力が必要となります。
決断のためには、購入時期をなるべく明確に定めておかなくてはなりません。
それが目標にもなりますしね。

しかし、何を理由として購入時期を考えたら良いのでしょうか?
ローンの金利だとか、地価や情勢とか、難しく考える必要がありそうですが・・・
それらよりももっと大切な要素がありますよね。
そう家族や生活、それに購入資金など。
それらを以下にまとめてみましょう。

1、収入と貯金の関係。
現在の収入がどれだけあり、月々どれだけの貯金が可能で、数年後にはどれだけ貯まるか計算してみましょう。
お子さんの成長とともに教育費がかかることを忘れてはいけませんよ。
教育費とは予想以上にかかるものです。
また、昇給といった希望的観測を含ませてもいけません。

2、お子さんの成長。
教育費もさることながら、進学が大きく関係してきます。
マイホームを購入してそこに引っ越すことにより、お子さんは転校しなくてはならなくなるかもしれません。
引っ越し先が校区内であれば良いのですが、近所関係(普段遊ぶ友達)は確実に変わるでしょう。
高校入学といった進学の節目が良いかというと、中学校までの友達と会えなくなるという意味では転校とあまり変わりはありません。
そのため、逆に幼いうちの方が良いという考え方もあります。
考え過ぎると決めるに決められないというのも事実ですが・・・

3、ローン契約者の年齢。
ローン契約者は大抵なら夫(世帯主)となるでしょう。
ローンの返済期間は長ければ35年で、年齢によっては短くなる場合もあります。
考慮されるのは定年までの年数。
当然、返済期間が長ければ長いほど月々の返済額は少なくなりますし、短ければ多くなります。
購入額、頭金、収入の関係も考えなくてはなりません。

マイホームの耐震性

最近、建物や不動産に関するトラブルや不祥事が相次いで報道されていますね。
その理由のひとつに、不動産に関する法律が年々厳しくなってきていることも挙げられるかと思います。
しかし、不動産に関する法律は、そこに住む我々の安全を守るためのものでもあります。
建物の耐震構造やシックハウス対策など、昔はそれほど気にされていなかったことにまでうるさく叫ばれるようになったために、そのおかげで我々がこうして快適に暮らせるようになっているのです。

様々な対策が施されている中でも、特に重要視されているのが耐震性です。
阪神大震災が起きて以来、建築基準法における耐震性に関しては強化され、それでも足りないかのように大型地震が起こるたびに強化・改定が繰り返されています。
地下にプレートがある限り地震は繰り返されるものですから、いつなんどき日本でまた大型地震が起こるか判りません。
規模の大きさを誇っている東京でだって、いずれ大型地震が起こるであろうと考えられているのです。

だからといって、安易に日本を離れて暮らすことも難しいですよね(ここ近年は海外でも大型地震が頻繁に起こっていますし)
しかし、これらの経験や予測のお陰で、日本の住宅の耐震性は格段にアップしてきました。
厳しい建築基準法をクリアすべく、また地震に戦々恐々とする人々の安心感を得るべく、不動産業界でも日々研究が成されているのです。
そんな耐震性の高い住宅を選ぶこともマイホーム購入の基準であることは間違いありません。
現在既にマイホームを購入している人も、マイホームの耐震性がどれほどのものなのかチェックしたいものです。

マイホーム購入に必要な費用

マイホーム購入は大変大きな買い物です。
というのも、マイホームそのものの費用もさることながら、それに付随する費用も数多くあるため。
マイホーム購入の際に必要な費用、その内訳は以下のようになっています。

【マイホームに関する費用】
・土地代
・建物代

【他、諸費用】
・仲介手数料
・水道加入金
・不動産取得税
・印紙税
・登録免許税
・火災保険料
・団体信用生命保険料
・修繕積立金
・家財道具費
・引っ越し費用

これらの費用は全て自己資金でまかなうことは難しいでしょう。
そのため多くの場合が住宅ローンを利用することになりますが、これら全ての分を住宅ローンでまかなえるわけでもありません。
住宅ローンが当てられるのは、上記のうちのマイホームに関する費用のみで、その他諸費用は範疇外です。
また、マイホームに関する費用の全てというわけでもなく、住宅ローンは購入費用のうちの何パーセントかのみとなっています。
残りの数パーセント分は自分で準備しなくてはならず、それが頭金と呼ばれるものなのです。

つまり、マイホーム購入のためには諸費用分と頭金の分の自己資金が必要となるのですね。
必要な頭金は30パーセント程度ですが、もちろんそれ以上でも構いません。
多ければ多いほど住宅ローンの借入額が少なくなり、後々の返済額が少なく住むようになります。
住宅ローン利用の際には、その返済額をも計算に入れて資金計画を立てたいものです。
住宅ローン返済のために生活が苦しくなるなんてことはあってはなりません。

不動産の広告

誰でもマイホームを探すためには何らかの広告を利用することとなるでしょう。
広告の種類は問いません。
新聞の折り込みチラシでも、物件情報誌でも、インターネットでも、広告は広告です。
マイホームを購入するということは不動産を購入するということですから、どんなに安かろうとこれまでになく高価な買い物になることは否めません。
そのため、マイホームを含めた不動産の広告には厳しい規制がかかっています。

規制に関係している法律は「宅地建物取引業法」と「不当景品類及び不当表示防止法」です。
また、法律ではありませんが「不動産の表示に関する公正競争規約」というものが不動産業界内で設けられています。
特に「不動産の表示に関する公正競争規約」については、これを設けている協議会に参加している不動産会社であることを広告に明記しなくてはなりません。
参加していれば「●●不動産公正取引協議会加盟」と表記されているはずです。
しかし、気をつけなければならないのが、このように表記されているからといって信用できるとは限らないこと。
規制は広告を発行する前に行うものではないので、広告に問題がある可能性も拭い去れないのです。

マイホーム探しをする際は上の表記を確認するだけでなく、内容も注意して見てみましょう。
消費者に都合が良いことばかり書かれてはいませんか?
他の物件と比較して極端に安くはありませんか?
不自然なことがあるなら、ときには疑ってみることも必要ですよ。

マイホームといえばどっち?

マイホームの購入に際して考えるいくつかの選択事項のうち、一戸建てを購入するか、それともマンションを購入するか、といったことについて絞って考えてみましょう。
一戸建てとマンション、どちらの方が良いかというと、それは人それぞれで筆者がどちらかに決めてしまうことは不可能です。
また、マイホームといえば一戸建て、マンション、と考えが固まってしまっている方も大勢いらっしゃることでしょう。

しかし、その考えが固まっている方々にこそ意見したいことがあります。
その「マイホームといえば・・・」という考えはどこから来ているものでしょうか?
幼い頃から住んでいた家によるものでしょうか?
それとも憧れによるものでしょうか?
もしや、マイホームはこうあるべきだ!という思い込みによるものではありませんか・・?
だとしたら、今一度考えを改めることをお勧めします。

そういった思い込みは、古くからの物件のイメージであることが多々あります。
例えば「マンションは狭くて子供部屋が取れないから、マイホームは一戸建てであるべき」。
・・・なんて思っていても、実際のマンションには、親子4人で住むぐらいには充分の広さと部屋数がある物件も数多くあります。
上記の思い込みやイメージは、今となっては当てはまらないということ。
一戸建てだろうとマンションだろうと、今ではほとんど変わらない快適さがあるんですよ。

できることなら、先入観だけで一戸建てかマンションかを決めつけてしまうことなく、両方の物件を考慮してみることをお勧めします。
一度見学するだけでも、これまでの先入観が払拭されるかもしれませんよ。
ただ、両方考慮しようにも、地域的な問題もあるかと思います。
地方になると分譲マンションなんて物件は無い地域もあるでしょうし、都市部で一戸建てを建てるなんてこと難しくもあるでしょう。

マイホーム購入の主な流れ

いざマイホームを購入しようと思っても、漠然としたイメージのままでは前に進めません。
まずは、ある程度持っているイメージを順々に固めていきましょう。

①どんな家に住みたい?
あなたが購入したいと思っているのは、一戸建てでしょうか?それともマンションでしょうか?
これらのどちらも、メリット・デメリットの両方があります。
それぞれの生活スタイルや家族、それに地域柄によっても“良さ”というものは異なってくるものです。
あなたの理想の暮らしが実現できるのはどちらでしょうか?

②資金は充分貯まっている?
理想を実現するマイホームの購入ですが、資金の用という現実的な問題も関わってきます。
さすがに、貯金だけでマイホーム購入にかかる費用の全てをまかなえる方は少ないでしょう。
多くの方が住宅ローンを利用することになるかと思います。
しかし住宅ローンを利用するとはいえ、頭金が多いに越したことはありません。
頭金を多くして住宅ローンの借入額をなるべく少なくすれば、今後の月々のローン返済額も少なくなります。
その返済額も、毎月無理なく返済していける額かどうか見当が必要ですよ。

③今は本当に買い時か?
マイホームを購入しよう!と意気込んでいるときにこんな質問をするとせっかくの気分を殺いでしまうことになってしまうかもしれませんが(笑)、今一度本当に購入してしまって良いのか考えてみましょう。
子供の成長や教育にとって今というタイミングは本当にベストなのか、今中古住宅を購入するのではなくもう少しお金を溜めてから新築を建てた方が良いのか・・・いくつかの検討材料を比較したうえで、悔いなくマイホームを購入できるよう努めてください。

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